各種免許大型自動二輪

大型自動二輪車(大型バイク)とは

大型自動二輪車(大型バイク)とは、一般的に総排気量が400cc以上のバイクのことを言い、18歳から取得できます。重量もあり、パワーもある大型自動二輪車は取扱いが難しく、バイク初心者の場合、いきなり大型自動二輪免許を取得するのは苦労するかもしれません。まずは、普通自動二輪免許を取得してから大型自動二輪に進むのが無難といえます。大型自動二輪車はパワーがあり高速走行での安定性もありますので、長距離ツーリングなどに向いています。アメリカ製のオートバイのハーレーに憧れて大型自動二輪免許を取得する方も多くいらっしゃいます。
大型自動二輪免許(大型二輪免許)とは400ccを超える二輪車を運転する場合に必要な運転免許証で二輪免許の最上位免許ですので取得すると、全ての二輪車に乗ることができます。また「大型二輪免許・AT限定大型二輪免許(650cc以下)」の2種類に分類されます。大型自動二輪免許を所持していれば普通自動車免許を取得する際に、自動車教習所での学科教習・試験が免除され、技能教習・試験のみで自動車教習所を卒業できるというメリットもあります。

大型自動二輪免許(大型バイク免許)の取得方法

普通自動二輪免許の取得方法は運転免許試験場(免許センター)での直接受験(飛び込み受験)と指定自動車教習所に通って取得する方法があります。

①運転免許試験場直接受験
飛び込み受験では、まず学科試験(運転するのに必要な法令や知識の試験)が行われ、次に技能試験(事前に技能試験予約が必要)が行われます。合格後、取得時講習を受講し、その終了書持参すると運転免許試験場で免許が交付されます。※所持免許により学科試験や取得時講習が免除される場合があります。
大型自動二輪免許(大型バイク免許)の運転免許試験場直接受験の難しさは、技能試験の難易度が高いことにあります。取り回しや、バランス感覚、法規走行だけでなく、服装や受講態度も合否に影響するため、取得時講習も含め短期間での取得は難しくなります。

②指定自動車教習所での取得
指定自動車教習所では、車種・所持免許により学科教習及び技能教習の最短時限数が定められ、そのカリキュラムに従った教習が行われます。みきわめや卒業検定で必要な技能の確認が行われ、合格者については卒業証明書が交付されます。指定自動車教習所から発行された卒業証明書を持っていくと運転免許試験場での技能試験が免除されます。

大型自動二輪車(大型バイク)の教習について

・教習では750ccの車両を使用します。
・二輪の教習コースには四輪二輪のコースを分離していない「併用コース」と四輪二輪のコースを分離している「専用コース」があります。
・一般的に二輪教習は、二輪専従の指導員による集団教習を行いま す。※集団教習とは道路交通法で定められた「教習の標準」に基づき、一人の指導員で複数の教習生を同時に教習することを言います。

大型自動二輪免許で運転できる車両

総排気量に制限のない二輪の自動車

教習車紹介

大型自動二輪MT
(免許無し、原付免許・小型特殊免許をお持ちのお客様)

最短卒業時限数
教習車種 所持免許 学科時限数 技能時限数 最短卒業日数
大型自動二輪MT なし・原付・小特 26 36 18日

合宿免許入校から免許取得までの流れ

指定自動車教習所に合宿免許で入校され、大型自動車二輪免許を取得する場合、以下のような流れとなります。 ※本免許学科試験は住民票のある県指定の運転免許センターで受けて頂きます。

入校式 教習を進めるにあたっての各種説明を行います。 手続き、教習の進め方、合宿施設案内、各部屋利用上の注意点の 説明を行います。
運転適性検査 皆さんの行動の内容と精神安定面をチェックします。 K1方式の適性検査を実施します。
学科教習第1段階① 先行学科と言って、教習の一番最初に受講する必要があります。 ※二輪免許をお持ちの方は受講の必要がありません。 運転者の心得、交通法令の遵守、運転に必要な準備を学びます。
学科教習第1段階 ②~⑩ 学科教習日程を確認のうえ受講して下さい。(予約不要) ②~⑩の学科を受ける順番は自由です。 信号、標識標示、車の通行するところ、交差点の通行、 緊急車の優先、踏切、安全な速度、車間距離、歩行者の保護、 進路変更、追い越し、免許制度、AT車の運転等、基本的な法令 の知識やルール・マナーを習います。
技能教習第1段階
(最短16時限)
入校式でお渡しする教習日程表に従っての受講となります。 ※予約は1日2時限まで 車の乗り降り、運転装置の取り扱い、発進と停止、加速とブレーキ、 坂道の通行、バランスの取り方、AT車の運転等基本的な操作・走行を 行います。
※第1段階の学科と技能が全て修了すれば、第2段階へ進みます。
学科教習第2段階 ①~⑯ 入校式でお渡しする教習日程表に従っての受講となります。 駐車と停車、安全運転の知識、自動車の保守管理、乗車と積載、 けん引、交通事故の時、経路の設計、高速道路での運転、危険予測 ディスカッション、応急救護等専門知識の習得を行います。
技能教習第2段階
(最短20時限)
入校式でお渡しする教習日程表に従っての受講となります。 ※予約は1日3時限まで 法令に従った運転、進路変更、交差点の通行、急制動、危険を予測 した運転、高度なバランス走行を行います。
卒検前効果測定 本免学科試験前の実力テスト ※第2段階学科教習を全て修了した方が対象 学科教習第1段階、第2段階で学習したすべての範囲から50問出題。
みきわめ 技能教習第1段階及び第2段階で受講した教習について、 習得状況の確認を行います。 技能教習において習得した法令に従った安全かつ円滑な運転及び急制動 スラローム、一本橋、狭路等の課題についての確認を行います。
※みきわめA判定と卒検前効果測定合格で卒業検定(技能検定)に進みます。
卒業検定(技能検定) 教習所内における技能検定で合格すれば、卒業証明書が 交付され、教習所を卒業となります。 法令に従った運転と急制動、一本橋、スラローム等 の課題について採点します。
卒業式 卒業検定を合格された方については卒業式を行い、教習所を 卒業となります。 卒業証明書の交付と運転免許試験場(免許センター)での 受験案内を行います。 ※卒業証明書の有効期限は卒業検定合格の日から1年間となります。
本免許受験 住所地を管轄する運転免許試験場(免許センター)で本免許 試験を受験し、合格すると運転免許証が交付されます。 適性試験(視力検査等)と本免許学科試験が行われます。 ※技能試験は免除されます。
合格すれば即日運転免許証の交付が受けられます。

入校資格

年齢 18歳以上
視力 両眼で0.7以上、かつ、1眼でそれぞれ0.3以上であることまたは、1眼の視力が0.3に満たない場合、もしくは1眼が見えない場合に ついては、他眼の視野が左右150度以上で、視力が0.7以上で あることが必要です。(眼鏡、コンタクトの使用も可能です) カラーコンタクトの使用は不可です。角膜矯正(レーシック)手術を 受けられた方はお申し出ください。
色彩識別能力 赤・黄・青の識別ができること。
運動能力 自動車の運転に支障のないこと
※適性相談を受けて頂く場合があります。

大型自動二輪MT
(普通自動車免許、二輪自動車免許をお持ちのお客様)

最短卒業時限数
教習車種 所持免許 学科時限数 技能時限数 最短卒業日数
大型自動二輪MT 普通自動車 1 31 16日
普通自動二輪MT 12 6日
普通自動二輪AT 16 9日
小型二輪MT 20 11日
小型二輪AT 24 14

合宿免許入校から免許取得までの流れ

指定自動車教習所に合宿免許で入校され、大型自動車二輪免許を取得する場合、以下のような流れとなります。 ※本免許学科試験は住民票のある県指定の運転免許センターで受けて頂きます。

入校式 教習を進めるにあたっての各種説明を行います。 手続き、教習の進め方、合宿施設案内、各部屋利用上の注意点の 説明を行います。
運転適性検査 皆さんの行動の内容と精神安定面をチェックします。 K1方式の適性検査を実施します。
技能教習第1段階 入校式でお渡しする教習日程表に従っての受講となります。 ※予約は1日2時限まで ※所持免許によって最短時限数が異なります。普通自動車14 時限、普通自動二輪5時限、AT普通二輪9時限、小型自動二輪9時限、小型自動二輪AT13 時限 車の乗り降り、運転装置の取り扱い、発進と停止、加速とブレーキ、 坂道の通行、バランスの取り方、AT車の運転、基本的な操作・走行を 行います。
学科教習第2段階 普通二輪免許(限定免許を含む)をお持ちの方は 学科教習はありません。 普通免許,中型免許、大型免許所持の方、セット教習学科の危険予測 ディスカッション1時限があります。
技能教習第2段階 入校式でお渡しする教習日程表に従っての受講となります。 ※予約は1日3時限まで ※所持免許によって最短時限数が異なります。通自動車17 時限、普通自動二輪MT7時限、普通自動二輪AT7時限、   小型自動二輪MT11時限、小型自動二輪AT11時限 法令に従った運転、進路変更、交差点の通行、急制動、危険を予測 した運転、高度なバランス走行、シミュレーターを実施します。
みきわめ 技能教習第1段階及び第2段階で受講した教習について、 習得状況の確認を行います。 技能教習において習得した法令に従った安全かつ円滑な運転及び急制動 スラローム、一本橋、狭路等の課題について確認を行います。
卒業検定(技能検定) 教習所内における技能検定で合格すれば、卒業証明書が 交付され、教習所を卒業となります。 法令に従った運転と急制動、一本橋、スラローム等 の課題について採点します。
卒業式 卒業検定を合格された方については卒業式を行い、教習所を 卒業となります。 卒業証明書の交付と運転免許試験場(免許センター)での 受験案内を行います。 ※卒業証明書の有効期限は卒業検定合格の日から1年間となります。
本免許受験 住所地を管轄する運転免許試験場(免許センター)で本免許 試験を受験し、合格すると運転免許証が交付されます。 適性試験(視力検査等)と本免許学科試験が行われます。 ※技能試験は免除されます。
合格すれば即日運転免許証の交付が受けられます。

入校資格

年齢 18歳以上
視力 両眼で0.7以上、かつ、1眼でそれぞれ0.3以上であることまたは、 1眼の視力が0.3に満たない場合、もしくは1眼が見えない場合に ついては、他眼の視野が左右150度以上で、視力が0.7以上で あることが必要です。(眼鏡、コンタクトの使用も可能です) カラーコンタクトの使用は不可です。角膜矯正(レーシック)手術を 受けられた方はお申し出ください。
色彩識別能力 赤・黄・青の識別ができること。
運動能力 自動車の運転に支障のないこと
※適性相談を受けて頂く場合があります。